すっかり忘れてしまっていること #1走者の孤独


 赤江珠緒アナ(フリー)がちょっと話題になっている ローカル時代はそっくりなアニメのキャラ(かち色のショートの女の子が宇宙でどーたらこーたら)があったよね、ぐらいの印象だったけど、やはり全国区ともなれば、いい事も悪い事も何倍にも膨らんじゃうのだろうなあと プロデューサーの話によれば、抜擢の決め手は拉致問題特番での司会ぶりだったそうな
 日本の核武装を容認とウィキにあった(ホンマカイナー) 参院選前のサンプロ日本共産党の問題点は共産党である事を陳ずる勇姿は視聴したが、これは初耳 還元水の出所を国会でくりかえし問うのは「しょうもないこと」との発言もあった由 まあこの一件、(政治家の金がらみの醜聞には甘い)田原に取り巻いた気を汲んだ言葉だったのかもしれない 発言後に他の出演者から猛反発されたらしいが、澱んだ空気は嗅げても、風までは読みきれずといったところでしょか 弁護団への批判も、流れを体感できなかった故の孤立、失点だったと思う 49期A君が提訴されて以降、マスコミの風向きは僅かに変化していた 事件の当事者になることを放送局は嫌うから それはもー徹底して避ける ネットのヲチ気質みたいなもの 高みからニヤニヤ、嗤う日本の制作局というやつですな
 スパモニ前任の徳永有美アナは空気を読まず、いわば無呼吸で走る短距離走者のような人だった 出演者(例えば伊豆見元や大宅映子)が「拉致問題も安全保障(核開発問題)も大事」と述べればスタジオが凍りつき、険しい表情の司会者から「政府は第一に拉致問題の解決を」と釘を刺された当時、指導者の無能ぶり、非道をアピールする飢餓状態の住民らのVTRが番組で流された後、なんと徳永アナは痩せ衰え、顔の皮膚が張り付いた子どもたちへの食料支援に言及してしまった 外交は一枚岩での掛け声の下、(効力に疑問符がついても)日本の意思を明らかにするため経済制裁の継続と強化が大同であった頃の話だ ある物書きが家族とこのシーンを見ていたらしく、息子は順番が違うと怒り心頭、中学生でもわかる筋をなぜこの女子アナは理解できないのかと指弾される羽目に ほどなく彼女がスタジオから業界ごと駆け抜け、ついにテープを切ったのは周知の通り
 無呼吸ランナーはハリウッドにも存在する 911テロの直後、錚々たるスターが遺族会に寄付したり、NY復興のチャリティーショーに精出す最中(アフガンゲリラと共にロシア人と戦ったランボーもその一人)、アンジェリーナ・ジョリーアフガニスタンの難民に百万ドルを贈ったのである アンジーおそるべし 親善大使の肩書きは決してお飾りじゃないというわけですが、迂闊に真似をすれば、一万メートルを無呼吸走法する行為と相成ります