2009-01-01から1年間の記事一覧

今年の五冊

だが今年度は読書量40パーセント減 これではいかんともしがたく、苦しまぎれに未読の五冊を選定 未読となれば、自分は国内の文芸、新刊となる 架空の小説をでっち上げ、書評する力技はこなせそうもないので実在する小説の架空「案内」とした 作品は書評欄…

I know your eyes in the morning sun. I feel you touch me in the pouring rain.

読み直し、書き直しを控え破壊した国語で書く『愛は静けさの中に』トホホな邦題が付いた1986年の米映画 元は舞台だったのか テレビで観たのは高校の時だと思う ヒロインは現実の聾唖者である女優が演じ、共演がきっかけでウィリアム・ハートと付き合い、後に…

んあーすうあぃすと、すぱーすた

「トリックスター」なる言葉が折々に浮かぶたび、剃髪に三角帽、鼻を赤く塗られ磔刑に処せられるキリスト像が重なるのだが、二十年ぶりに『ヴォネガット大いに語る』を読み、元ネタが判明する ニクソンVSマクガバンのリポート「神ご自身をも恥じ入らせるよう…

十の罪業――たとえば、愛とか

(挿入、脚注、注記を多用する 入れ子が甚だ読みづらい、二名済まない) アンソロジーの新刊(2005年)を読む 『十の罪業 BLACK』エド・マクベイン――赤本と黒本があり、スティーヴン・キング、ジョイス・キャロル・オーツの名が載った黒を迷わず手に取る*1 …

門がまえに月

今回はだらだとうなされるように書く 読者二名(ゼロもかなり可能性のある数字だがそれは考えない)には申し訳ない 漱石の『夢十夜』は個人的に掌小説の記念碑的作品 物語といえば「奇妙な味」一辺倒だった自分に、愉しみの術を拡げてくれた まあ、バタくさ…

「思い出」は・・・「知性」なんだ

「それは きっと別のフー・ファイターズ あたしじゃぁないと思う これがあたしなの さよならを言うあたしなのよ」

婉曲なトラックバック その六

「殺人学」のシニシズム ファンジン(ブログ)出身のSF作家、ジョン・スコルジー(とウェブ仲間たち)の『老人と宇宙』はハインラインの『宇宙の戦士』をオマージュした作品だそうですが(ちなみに続編の下敷きはビジョルドの某作かと思った)、ハインライン…

フィアスコ

新年最初のエントリが「大失敗」なのだ まあ去年の追記だからいいか 愛読者カードの走り書きを読んでもまとまらない、わからない 一年経たないのにこれでは困る とりあえず書き出してみよう(メモに番号は振ってない) レム無慚 キリスト教は人間が求められ…