「要は、勇気がないんでしょ?」でジャクリーンの膝で涙にくれるJFK

※書き手はピュリッツァー賞受賞者。友人は天才コンサルタント。ちょっと昔の話。今よりも僕はずっとずっと自由が好きで、聴衆に契約やその対価を説明するのが好きだったんです。 でまぁ、当時も今と変わらず敵陣営とは話になりませんで、 男友達のノイマン教…

ブクマー未満

口にこなれず、納まりがなく、心地よい凹凸もないコメント群 なにより方向があさって過ぎたので未満となる いつもはそのままメモ帳の忌々しい染み(紙魚なんて風流なものでない)と果てるが、今月は思いの他に溜り、せっかくだからこっちで http://b.hatena.…

テンプラス・テン

十代のうちに読んでおくべき本なあ JFKはスポーツ等にかまけて大学入学後にようやく資本論、哲学書を読み始めたという といって課題を読破して某新聞の主筆みたいなのが後年量産されても困る それに思想書は良き教師ホワイトヘッドの名著と、いしいの『現…

堕ちる猫

ドナルド・バーセルミ作の"The Falling Dog" 彫刻家の若者が歩行中、ビルの窓から降下してきた犬にぶつかり、その体験をきっかけに、落ちる(墜ちていく)犬の製作を考える 彼は「落ちる犬」の着意がアイデアに果てるか、それともイメージであるかを検討する…

ともだちのともだち

都市伝説の名称が広まる以前(松谷みよ子の現代民話考は近所の図書館に全巻揃えていてありがたかった)、「民間伝承」なる用語に牧歌的で幾分猟奇的な印象を抱いていた 温室育ちなもので未加工の情報をあまり詰め込むと消化不良を起こしちゃうのですな 口述…

THE RAPE OF LUCRECE

目当ての絵画(獣が城壁を突き破る場面)は探し出せなかった 冊子と”二番目に上等なベッド”からベーコンまで繋げる好事家のシェイク‐スピア研究本の挿画で、自分が鑑賞したのは、政治的にも正しく貞淑であった(と演出された)ルークリースが見入ったとするト…

ヘンリー・ドーセルブラドvsエルヴィス・ボラックス

訪米で河野談話が辛くも生き延びたように、代用監獄や面会制限等の刑事司法の改正もまた、外圧(米国)頼み、絡みとなってまうのかな だが自分はさほど悔しく思わない 子供も大人も真似しちゃだめですが あわやあやや危ない 市民権こそありませんがアメリカ…

こりあんさん

北杜夫は小学生の頃のアイドルの一人 人工的な筆名のくせにまことに人間くさい、だらしない大人生活を満喫しているこの作家に憧れていた 暇な時は著作を詰め込んだ専用のダンボールに手を入れ、あてずっぽうに引っ張り出した本の数ページをめくった ケストナ…

トラックバック未満 三つ

トラバ未満、メモ未満のてなぐさみ(悪い意味で)三題 1 はっ、映画ベストテンの話だ 鶴田浩二と聞けば「むかしむかし芸能界ではなー」で始まる恐怖伝説のモデルというイメージが先行してしまうのだけど(歌謡界でいう山下Kジローみたいなの)、映画評も辛ら…

すっかり忘れてしまっていること#4 府民時代(仮

選挙も終わったことだし、たらたらーと 議会を長年牛耳ってきた自民党にまことに相応しい候補者が、府民にとっても相応しい人物であったということなんかな(黒田時代の議会との緊張感を懐かしむ年配記者の話を聞いたことがある) 自分は自公が推し、島田司…

Come, Tell Me How You Live

お知らせ! ケストナーぐらいまえがきです まえがき 読者としてはこれほど興のそがれる、困憊する題材もないと思うのだが[メタ]いざ論じるとなれば筆のすさびが際限なく、天にも届けと蓋が重なる(もー、息をするように書ける) これは「小さな物語」を存分…

婉曲なトラックバック その五

なーるほど http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20080120/p1 毅然と脱退、我が国が抜けたIWCにいか程の意義があるのか国際社会に闡明し、再考を促すという栄光の道、手札が残されているわけですね 個人的には、日本は単一民族国家ではないとの声高な言説はおた…

修正 Jaunt

S・キングは特別な作家だ 愛読している唯一の現代作家であり、新刊が競って翻訳されるベストセラー作家でもあるんだから 自分にとって「現代」は1970年前後、小説に携帯なんぞが出てくれば「便利な世の中になったなー」、「これからのミステリー作家は大変…

修正 時の娘(ド・クーランジュ)

書きかけです

「思い出」は・・・「知性」なんだ

「それは きっと別のフー・ファイターズ あたしじゃぁないと思う これがあたしなの さよならを言うあたしなのよ」

クリスマスにはミステリーを/クイーンの採点表

この謳いをもじった「クリスマスにはクリスティを」の広告文が大いに受け、クリスティ人気を不動のものにしたという説がある 中学から自分もこの慣例に習い、ミステリーを手にしてきた 故に最高のクリスマスは『ポワロのクリスマス』、またはキングの『シャ…

修正 ゴットリーブ・フィッシャー

SFファンであれば「歴史修正」と聞いて、真っ先にこの名を思い浮かべる人もいるかも PKディック作『最後から二番目の真実』の登場人物 自分は二十歳過ぎて読んだもので当てはまりませんけど半端なネタバレあります 注意! 50年代に発表したいくつかの短…

メゾンめそーど エントリー13の恐怖

ダイアリ13日目はホテルのリネン室に倣い、リンク置き場か、いっそ空欄にしてしまおうかなとも考えていたのだけど、まあぐずぐず書いてみようと きっかけのミューズならぬメデューサは、不特定の書き込みだったりします きっかけといえばフジ で、ラテ欄「…

スーパーマン症候群

うん、やっぱ大喜利は胸がさわぐ 「回転ドア・スピリット」つう答えも考えた たとえ家人に招かれても、葛藤から奴は見当識を失くし、回転体に囚われ干からびてしまうという理屈ね でも不出来、hestigoさんのキャリーネタには敵わないっす ついでに、ブラム・…

テンプラス

周回遅れでやってきたくせに、ぐだぐだして会場からてんで立ち去る気配がありません ちびちびと残り酒をすすり、ホストに嫌がられるタイプ そう、あと二回続くのですよ付1) やはり世十大の真面目をこなしておかねばと十大SFを二、三日思案したのですが、…

婉曲なトラックバック その四

そもそもの争点とは外れた雑感なのですが まさか反・自民政権を「ケンニチ」とは定義していないだろうし、歴史学の成果に関したものでもないように思われる 態度とか日常の立脚点みたいなほんわかしたものなのかな? 自分は幼少から、贔屓のチームに限らずN…

世界十三小説〜異色ミステリ編

「世十本」というタグが楽しそうだったので ミステリーらしく”13”でいこう ナル本格の海外中短編、異色作で絞り込みました 結果、英米(とSF)に偏り、また現代作家にも疎く1934年が生年のエリスンが最若となってしまった(ラストの女子学生は不明) 『…

婉曲なトラックバック その三

ページからリンク先の労作記事を含め、読ませてもらってつらつらーと 「ぼくが目を閉じると世界は瓦解する」(ちなみに”私を見て、私を感じて、そして世界は崩壊する”と要約し、元少女作家たちを批評したのは島田雅彦だった) この着想を取り込んだ小説の初…

すっかり忘れてしまっていること #3 小さき勇者たち、若しくは恐るべき園児たち

読ませてもらい(悪 平等競走社会、ニッポン - 女教師ブログ)記憶をたらたらと 「お手てつないで」は自分が聞いた限りでも田原が枕に三度は使っている話 教育論を語るには充分事足る蘊蓄と考えているのか、政局以外は興味ないのかはわからないけど 昔々(放…

婉曲なトラックバック その二

番組出演は断念なさったようなので今さらですが 是非については、今枝さんのブログ、10月4日のトラバにある旧仮名遣いの人の意見(絶対にやめてくだしあ)が当を得ていると思った 相手は空気造りのプロ集団、せめて煽り役、共感役、ついでに逸らし役とまとめ…

婉曲なトラックバック

d-ff『こんにちはです 元「D」、はてなID取りました ほぼ抄スレに(嫌味でかまそうと思っていた、球界再編騒動以前のNPBの水増し観客数の事例まで)ありましたねw 大本営発表を流し続けた過去とだぶるなら、警察の報道発表も疑わなきゃならないけど、ま…

すっかり忘れてしまっていること#2日本の夜更け

1999年、神奈川県にていたましい水難事故が起きた 河床を遊歩するのがいかに危険で注意を要する行いであるのかは、パッカーでなくとも多くの人が承知しているところだと思う 先日終了した日テレ「ザ・ワイド」は連日、中洲に取り残されたグループの姿――命の…

すっかり忘れてしまっていること #1走者の孤独

赤江珠緒アナ(フリー)がちょっと話題になっている ローカル時代はそっくりなアニメのキャラ(かち色のショートの女の子が宇宙でどーたらこーたら)があったよね、ぐらいの印象だったけど、やはり全国区ともなれば、いい事も悪い事も何倍にも膨らんじゃうの…

プロの手になる寓話

『デッドマン・ウォーキング』1995年/ティム・ロビンス監督 ロビンスが私生活のパートナーでもあるスーザン・サランドンとともに死刑廃止の運動家であることを知らなければ、存置派、少なくとも「論憲」派が手懸けた映画と思ったかも なにせ囚人が執行間際に…

唯幻

・コミットした理由は、被告の意思を尊重し、その利益を第一に考える刑事弁護が懲戒対象となり、弁護士が除名、廃業に追い込まれる社会は嫌だという感情論から 以前から「凶悪事件」の報道、情報には目をそむけている 妥当性を論じ全貌をあぶりだす、斟酌し…